【マビノギ】第ニ回ティンのスタンプラリーをシリアスにしてみる
今日のシリアス成分は薄め。
なんてことのないクエの内容からどこまで話を拡大できるか、という個人的な挑戦でもあります。



「今日は羊毛集めですか」

「アルバイトついでに余った分を分けてもらおうと思いましてね」

「何に使うのですか?」

「包帯を作るんですよ。原料は羊毛ですからね」

「包帯ですか」

「近年は手軽に大量生産できる普通の包帯の普及が多いですが、品質を重視したお手製の包帯が一部の人の間で好まれているんですよ」

「ですが、手製包帯はコストが通常のものに比べて2倍以上と言われています」

「それがネックなんですよね。お母様の所でも手製包帯を取り入れようとしているみたいですが、手間も掛かるのでできずじまいになっているそうですからね・・・」

「そこまでこだわる必要はあるのですか?」

「外科を専門としている私としては包帯は少しでも品質が高く、効果の高いものを選びたいのですよ。エリンの住人はどうにも安い物優先している傾向があるみたいですが・・・」

「安かろう悪かろう・・・なんて言葉もありますが・・・」

「医療でそれは許されませんからね・・・」



「なるほど、こうして包帯ができるのですね。しかし羊毛刈りから考えると確かに手間がかかるな・・・」

「ただでさえ多忙なヒーラーさんがこれをやろうとするのはかなり難しいですね」

「手製包帯の生産を外部に受注するという方法もありますが・・・。それだと更に包帯の値段が高騰してしまうんですよね」

「・・・ファーストエイドではダメなのですか?」

「あれは好きではないんですよ。効果が高い分、体にかかる負担も大きいのです。私の持論として、怪我は薬で治す物では無いと思うんですよ。だからこそ外科による治療が普及されるべきなのです。生命に関わるような大きな怪我をしている患者に劇薬を用いればあっという間に衰弱してしまいます。そういう事ですよ」

「ううん・・・私には難しい話だ」

「現在エリンでは内科療法が80%を超えるほど主流になっています。それでは治せる病気や怪我に限界があるという事なんですよ。弱ってる病人に無理に完全回復ポーションを飲ませて容態が悪化してしまったケースも多数あるくらいですから」

「外科は他のヒーラーから見れば『異端』なんですよ。医療にはもっと多くの可能性があって良いはずなのに根拠のない理由で禁じられそうになっているんです。今はまだそうはなっていませんがいずれ・・・」

「マスター・・・」

「・・・久々に家に帰ってみましょうか。お母様の様子も見たいですし」

「タラに帰るんですか?おばあちゃんに会えますね!」

「姫様か・・・久しぶりだな」

(医療協会の動向も掴んでおかなければなりませんしね)
続いちゃう
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「今日は羊毛集めですか」

「アルバイトついでに余った分を分けてもらおうと思いましてね」

「何に使うのですか?」

「包帯を作るんですよ。原料は羊毛ですからね」

「包帯ですか」

「近年は手軽に大量生産できる普通の包帯の普及が多いですが、品質を重視したお手製の包帯が一部の人の間で好まれているんですよ」

「ですが、手製包帯はコストが通常のものに比べて2倍以上と言われています」

「それがネックなんですよね。お母様の所でも手製包帯を取り入れようとしているみたいですが、手間も掛かるのでできずじまいになっているそうですからね・・・」

「そこまでこだわる必要はあるのですか?」

「外科を専門としている私としては包帯は少しでも品質が高く、効果の高いものを選びたいのですよ。エリンの住人はどうにも安い物優先している傾向があるみたいですが・・・」

「安かろう悪かろう・・・なんて言葉もありますが・・・」

「医療でそれは許されませんからね・・・」



「なるほど、こうして包帯ができるのですね。しかし羊毛刈りから考えると確かに手間がかかるな・・・」

「ただでさえ多忙なヒーラーさんがこれをやろうとするのはかなり難しいですね」

「手製包帯の生産を外部に受注するという方法もありますが・・・。それだと更に包帯の値段が高騰してしまうんですよね」

「・・・ファーストエイドではダメなのですか?」

「あれは好きではないんですよ。効果が高い分、体にかかる負担も大きいのです。私の持論として、怪我は薬で治す物では無いと思うんですよ。だからこそ外科による治療が普及されるべきなのです。生命に関わるような大きな怪我をしている患者に劇薬を用いればあっという間に衰弱してしまいます。そういう事ですよ」

「ううん・・・私には難しい話だ」

「現在エリンでは内科療法が80%を超えるほど主流になっています。それでは治せる病気や怪我に限界があるという事なんですよ。弱ってる病人に無理に完全回復ポーションを飲ませて容態が悪化してしまったケースも多数あるくらいですから」

「外科は他のヒーラーから見れば『異端』なんですよ。医療にはもっと多くの可能性があって良いはずなのに根拠のない理由で禁じられそうになっているんです。今はまだそうはなっていませんがいずれ・・・」

「マスター・・・」

「・・・久々に家に帰ってみましょうか。お母様の様子も見たいですし」

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