【マビノギ】赤い略奪団と武装商船団(終章)
ついに始まる赤い略奪団との戦い。ただ撃退するのでは意味がない。戦意を喪失させなければならないがその方法はあるのか?


「あれが赤い略奪団か・・・!」

「合計25人の勢力です!騎士団の一小隊ほどの数です!」

「よーし!武装商船団突撃!作戦通りにいくよ!」

「私は後方支援に回るのでがんばってください」
「お頭!敵です!あの旗印は・・・交易サポーターの武装商船団だ!!」
「来やがったな海賊まがいの連中め・・・!」
「武装商船団の団員数名と・・・武装商船団の制服着たガキが混じってますね・・・」
「妖精のような奴も見えます。後方には・・・妙な青い戦闘服を来た女もいます」
「武装商船団が雇ったバウンティハンターだろうが・・・腕自慢の奴らがそんなのを雇うとは・・・」
「武装商船団なんぞ陸の上のカッパよ!ここで奴らを叩けば俺達の名も上がる!かかれぇ!!」
「あの妖精をひっ捕らえて売りさばくぞ!」


「来いッ!!貴様らに遅れを取るほどこのマリーダは甘くないぞ!」

「マリーダさんかっこいい!」

「うまい具合にマリーダさんを狙ってくれていますね」

「マリーダさんは簡単に捕らえられるほど弱くはありませんから大丈夫です!」

「それにしても、私全然ヒーラー扱いされてませんね。どういうことなんでしょう」

「その格好じゃどう見てもヒーラーには見てもらえませんよ」 ギリギリ自衛隊の医療班にみえなくもないですが
「お嬢!!時間だ!作戦を!」

「よーし!狼煙をあげろー! 作戦名サジタリウス開始だー!」
「武装商船団が狼煙を上げました!」
「何の合図だ!?増援か!?」
「いえ・・・!見張りからはなんの合図もありません!」

「時間まで私が引きつける!援護してくれ!」

「了解!陣形ラピッドストリーム!突撃だー!」

「それじゃ私もちょっとお手伝いしますか。あまり殺生はしたくないのですが」

「大丈夫なんですか?」

「クロスボウのボルトの鏃は取ってあるから大丈夫ですよ。打ち所が悪いと骨折くらいはするかもしれませんが。
それより例のものは?」

「あ、はい。目標は順調にこちらに向かっています」
「バウンティハンターが動いたぞ!」
「さっきの狼煙は突撃の合図だったのか!?」
「クソッ!この妖精ちょこまかと!」
「油断するな!あの海賊どもの事だ!なにかあるかもしれないぞ!」

「ママ!作戦の第二段階を! マリーダさんと武装商船団の方々は後退を!」

「よしっ! 後退する!」

「ママ!お願いします!」

「・・・トランザム!」



「な、なんだ!?」
「は、速い!!なんだあいつは!?」
「なんだ!?何が起こってる!?」
「バ、バウンティハンターが突然赤く光って・・・!」

「ああなったらもう略奪団ごときではマスターに触れることは不可能だ」

「マリーダさん大丈夫でしたか!?」

「心配するな。あんな連中に捕らえられるほどヤワではない」

「ね、ねぇ・・・あれ本当に大丈夫なの?」

「心配するな。よく見てみろ」

「だ、ダメだ!狙いがつけられないし追いつけない!」
「なんなんだあの動きは!?本当に人間か!?」

「動き回るだけで、全然攻撃しないけど・・・」

「それが目的ではないので大丈夫ですよ」

「それにあの状態で敵を殴ったりでもしたら一瞬で粉々になるぞ。トランザム中は肉体が三倍以上に強化されるから、非力なマスターでも今は凄まじいパワーがあるそうだ」

「なにそれ怖い」

「・・・!! ママ!聞こえますか!?目標の魔法弾を視認しました!着弾まで20秒!」
「あの光はなんだ!?こっちに向かってくるぞ!」
「な、なんだか嫌な予感がするぞ!逃げろ!」
「だ、ダメです!あの赤いのを振り切れそうにありません!」

「着弾10秒前!!」

「よし・・・。トランザム解除!」

「目標を見失った魔法弾はそのまま略奪団の真ん中へ着弾する・・・!」

「着弾します!全員衝撃に備えて!」

「「「うおおおおわああああああああああああ!!」」」
「やった!成功したぞ!」

「ほ、本当に成功した・・・」

「これがあの船の誘導魔法弾発射迫撃砲か・・・!」

「試作型ですけどね。通称サジタリウス・・・。フューチャー号に搭載された決して外れぬ神の矢・・・となる予定の魔法兵器です」

(まず狼煙を上げて、カブ港に停泊しているフューチャー号に合図を送り、魔法弾を発射。ターゲットを一番マナを保有している生物にセット・・・。タイミングを見て、ママがトランザムを発動。トランザムは周囲のマナを急激に取り込み圧縮するので目標にするには最適、で普通の人はあれのマナ保有量を超える事は不可能。つまりママを目標に魔法弾は飛んでいきます。念のためダンバートンに協力してもらい、街でマナを多く使う魔法を一定時間禁止にしてもらったのも効果がありました。そして着弾前にトランザムを解除、目標を見失った魔法弾はそのまま略奪団の人達へ・・・)

「それにしても大丈夫なのですかあれは。どう見ても死人が出る規模の攻撃でしたが」

「あちちちち・・・!」
「だ、誰か水を~!」

「最低出力ならやけどする程度なんだって。だから大丈夫だよ」 きっと

「さて、作戦はまだ終わってませんよ。仕上げをお願いします」

「聞けっ!赤い略奪団!武装商船団のフューチャー号の魔導兵器の威力を見たか!
今はその程度で済んでいるが、次は出力を最大にしてお前達に打ち込むぞ!
それが嫌ならおとなしく投降するんだ!!」

「・・・元々対艦攻撃のための兵器です。通常の出力なら船一隻沈めるのは造作も無いでしょう。・・・人に撃てばどうなるか、考えるまでもないですよね。サジタリウスの矢がどこまでも追い詰めるでしょう」
「じょ、冗談じゃない・・・!」
「武装商船団が軍隊並みの戦力を持つというのは本当だったのか!」
「う、うわああああ!逃げろ!こんな事になるなんて思ってなかった!」
「と、投降します!命だけは!」
「命あっての物種だ!もうこんなことはやめだ~~!」

「赤い略奪団の大半は逮捕され、数名は逃走したようです」

「ペラスは一番真っ先に逃げちゃったっぽいね。う~んあいつを捕まえなきゃならなかったのに」

「あの様子では当分悪さはできまい。相当怯えていたからな」

「逮捕した略奪団の人からアジトも見つけることができるかもしれませんしね」

「ま、何がともあれ、ひとまずは一件落着だね!ありがとうフラニィーさん!」

「柄にでもないことをしてしまいました」

「同じ赤でもやはりマスターのは違いますね」
「紛争を根絶する赤い光・・それがあのトランザムですからね」

「赤き光で争いを沈め、蒼き浄化の光で癒やしをもたらす・・・」

「それはちょっとかっこつけ過ぎです。・・・ところで報酬は?」

「なんかあいつら珍しい家具とかいっぱい持ってたから・・・それじゃダメ?」

「現金でお願いします」
おわり
こんなものを読んでくださりありがとうございました!

イベントはもらうものは貰ったのでこっちも一件落着ですね!
でも大きすぎて設置することができない模様・・・。
記事が面白かったら押してくれると大変励みになります。

にほんブログ村
ブログランキングNo.1


「あれが赤い略奪団か・・・!」

「合計25人の勢力です!騎士団の一小隊ほどの数です!」

「よーし!武装商船団突撃!作戦通りにいくよ!」

「私は後方支援に回るのでがんばってください」
「お頭!敵です!あの旗印は・・・交易サポーターの武装商船団だ!!」
「来やがったな海賊まがいの連中め・・・!」
「武装商船団の団員数名と・・・武装商船団の制服着たガキが混じってますね・・・」
「妖精のような奴も見えます。後方には・・・妙な青い戦闘服を来た女もいます」
「武装商船団が雇ったバウンティハンターだろうが・・・腕自慢の奴らがそんなのを雇うとは・・・」
「武装商船団なんぞ陸の上のカッパよ!ここで奴らを叩けば俺達の名も上がる!かかれぇ!!」
「あの妖精をひっ捕らえて売りさばくぞ!」


「来いッ!!貴様らに遅れを取るほどこのマリーダは甘くないぞ!」

「マリーダさんかっこいい!」

「うまい具合にマリーダさんを狙ってくれていますね」

「マリーダさんは簡単に捕らえられるほど弱くはありませんから大丈夫です!」

「それにしても、私全然ヒーラー扱いされてませんね。どういうことなんでしょう」

「その格好じゃどう見てもヒーラーには見てもらえませんよ」 ギリギリ自衛隊の医療班にみえなくもないですが
「お嬢!!時間だ!作戦を!」

「よーし!狼煙をあげろー! 作戦名サジタリウス開始だー!」
「武装商船団が狼煙を上げました!」
「何の合図だ!?増援か!?」
「いえ・・・!見張りからはなんの合図もありません!」

「時間まで私が引きつける!援護してくれ!」

「了解!陣形ラピッドストリーム!突撃だー!」

「それじゃ私もちょっとお手伝いしますか。あまり殺生はしたくないのですが」

「大丈夫なんですか?」

「クロスボウのボルトの鏃は取ってあるから大丈夫ですよ。打ち所が悪いと骨折くらいはするかもしれませんが。
それより例のものは?」

「あ、はい。目標は順調にこちらに向かっています」
「バウンティハンターが動いたぞ!」
「さっきの狼煙は突撃の合図だったのか!?」
「クソッ!この妖精ちょこまかと!」
「油断するな!あの海賊どもの事だ!なにかあるかもしれないぞ!」

「ママ!作戦の第二段階を! マリーダさんと武装商船団の方々は後退を!」

「よしっ! 後退する!」

「ママ!お願いします!」

「・・・トランザム!」



「な、なんだ!?」
「は、速い!!なんだあいつは!?」
「なんだ!?何が起こってる!?」
「バ、バウンティハンターが突然赤く光って・・・!」

「ああなったらもう略奪団ごときではマスターに触れることは不可能だ」

「マリーダさん大丈夫でしたか!?」

「心配するな。あんな連中に捕らえられるほどヤワではない」

「ね、ねぇ・・・あれ本当に大丈夫なの?」

「心配するな。よく見てみろ」

「だ、ダメだ!狙いがつけられないし追いつけない!」
「なんなんだあの動きは!?本当に人間か!?」

「動き回るだけで、全然攻撃しないけど・・・」

「それが目的ではないので大丈夫ですよ」

「それにあの状態で敵を殴ったりでもしたら一瞬で粉々になるぞ。トランザム中は肉体が三倍以上に強化されるから、非力なマスターでも今は凄まじいパワーがあるそうだ」

「なにそれ怖い」

「・・・!! ママ!聞こえますか!?目標の魔法弾を視認しました!着弾まで20秒!」
「あの光はなんだ!?こっちに向かってくるぞ!」
「な、なんだか嫌な予感がするぞ!逃げろ!」
「だ、ダメです!あの赤いのを振り切れそうにありません!」

「着弾10秒前!!」

「よし・・・。トランザム解除!」

「目標を見失った魔法弾はそのまま略奪団の真ん中へ着弾する・・・!」

「着弾します!全員衝撃に備えて!」

「「「うおおおおわああああああああああああ!!」」」
「やった!成功したぞ!」

「ほ、本当に成功した・・・」

「これがあの船の誘導魔法弾発射迫撃砲か・・・!」

「試作型ですけどね。通称サジタリウス・・・。フューチャー号に搭載された決して外れぬ神の矢・・・となる予定の魔法兵器です」

(まず狼煙を上げて、カブ港に停泊しているフューチャー号に合図を送り、魔法弾を発射。ターゲットを一番マナを保有している生物にセット・・・。タイミングを見て、ママがトランザムを発動。トランザムは周囲のマナを急激に取り込み圧縮するので目標にするには最適、で普通の人はあれのマナ保有量を超える事は不可能。つまりママを目標に魔法弾は飛んでいきます。念のためダンバートンに協力してもらい、街でマナを多く使う魔法を一定時間禁止にしてもらったのも効果がありました。そして着弾前にトランザムを解除、目標を見失った魔法弾はそのまま略奪団の人達へ・・・)

「それにしても大丈夫なのですかあれは。どう見ても死人が出る規模の攻撃でしたが」

「あちちちち・・・!」
「だ、誰か水を~!」

「最低出力ならやけどする程度なんだって。だから大丈夫だよ」 きっと

「さて、作戦はまだ終わってませんよ。仕上げをお願いします」

「聞けっ!赤い略奪団!武装商船団のフューチャー号の魔導兵器の威力を見たか!
今はその程度で済んでいるが、次は出力を最大にしてお前達に打ち込むぞ!
それが嫌ならおとなしく投降するんだ!!」

「・・・元々対艦攻撃のための兵器です。通常の出力なら船一隻沈めるのは造作も無いでしょう。・・・人に撃てばどうなるか、考えるまでもないですよね。サジタリウスの矢がどこまでも追い詰めるでしょう」
「じょ、冗談じゃない・・・!」
「武装商船団が軍隊並みの戦力を持つというのは本当だったのか!」
「う、うわああああ!逃げろ!こんな事になるなんて思ってなかった!」
「と、投降します!命だけは!」
「命あっての物種だ!もうこんなことはやめだ~~!」

「赤い略奪団の大半は逮捕され、数名は逃走したようです」

「ペラスは一番真っ先に逃げちゃったっぽいね。う~んあいつを捕まえなきゃならなかったのに」

「あの様子では当分悪さはできまい。相当怯えていたからな」

「逮捕した略奪団の人からアジトも見つけることができるかもしれませんしね」

「ま、何がともあれ、ひとまずは一件落着だね!ありがとうフラニィーさん!」

「柄にでもないことをしてしまいました」

「同じ赤でもやはりマスターのは違いますね」
「紛争を根絶する赤い光・・それがあのトランザムですからね」

「赤き光で争いを沈め、蒼き浄化の光で癒やしをもたらす・・・」

「それはちょっとかっこつけ過ぎです。・・・ところで報酬は?」

「なんかあいつら珍しい家具とかいっぱい持ってたから・・・それじゃダメ?」

「現金でお願いします」
おわり
こんなものを読んでくださりありがとうございました!

イベントはもらうものは貰ったのでこっちも一件落着ですね!
でも大きすぎて設置することができない模様・・・。
記事が面白かったら押してくれると大変励みになります。

にほんブログ村
ブログランキングNo.1
- 関連記事
-
-
【マビノギ】リニアモーターガール 2017/03/13
-
【マビノギ】赤い略奪団と武装商船団(終章) 2017/03/10
-
【マビノギ】異世界グッズ 2017/03/01
-
スポンサーサイト